過払い金請求するとブラックリストにのると思っていませんか?

過払い金請求するとブラックリストにのると思っていませんか?

過払い金はそもそも払う必要のなかったお金なので、払った場合はやはり取り戻すために請求したいものです。

しかし、中には「過払い金を請求したらブラックリストに載ってしまう」という認識を持って渋っているという人もいるのではないでしょうか?

過払い金の請求→ブラックリスト入りというのは間違いで、過払い金の請求でブラックリストに載るということはありません。

本稿では、過払い金請求とブラックリストとの関係性について説明していきますので、しっかりと理解した状態で請求するようにしましょう。

ブラックリストとは?

一概に「ブラックリスト」と表現されますが、そもそもそれはどんなリストなのでしょうか?

ブラックリストとは自身の信用情報欄に、かつての返済の滞納や信用事故を起こした履歴が載ってしまう状態のことを言います。

基本的にクレジットカード等で悪質な滞納を行ったり破産した場合は載ることになりますが、実際に載っているかどうかは自分で調べるしかありません。

調べる方法は信用機関に手続きを行うというもので、

・指定信用情報機関 株式会社日本信用情報機構(JICC) ・株式会社シー・アイ・シー(CIC) ・全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター)

の三社いずれかに依頼する必要があります。

ブラックリストにのるとどうなるのか

ブラックリストに載る情報はどれも「お金をしっかりと返さない行動をとった」というものなので、調べた結果お金を回収することが難しい人という認識がなされます。 これにより、クレジットカードの作成、ローン契約、金融機関の利用というお金を借りる手続きを結ぶことが極めて難しくなるのです。

過払い金請求をしてもブラックリストにはのらない

借金を完済している場合、ブラックリストにはのらない

ここからは過払い金とブラックリストの関係についてです。 まず借金を返済している状態での過払い金の請求の場合は、ブラックリストに載ることはありません。

もともと払う必要のないお金で請求するのは当然という見方のため、借金をすべて返しているのならば特にリスクはないのです。 借金を完済している場合は、過払い金請求を躊躇せずに行うといいでしょう。

過払い金請求によるブラックリスト(コード71)は廃止された

「過払い金の請求を行うとブラックリストに載る」という認識になったのは、平成22年までは過払い金の請求によって「契約見直し」(コード71)という情報が載ってしまっていたからです。

しかし、このコード71は前述の通り請求するのが当然という判断のもとから廃止され、現在では載るということはありません。

過払い金で返済中の借金を0にできればブラックリストにのらない

借金を完済している状態で過払い金を請求してもブラックリストには載りませんが、返済中の場合はどうなるのでしょうか?

借金返済中の過払い金の請求はかなりややこしいことになりますが、戻ってきた過払い金で現在の借金を完済することができる場合は、ブラックリストに載る心配はありません。

しかし、かなり慎重に調査しなければなりませんので、司法書士や弁護士といった専門家の方に事前に相談することをお勧めします。

過払い金請求してブラックリストにのるケース

過払い金の請求によってブラックリストに載ってしまう条件は、「借金の返済中に請求する+戻ってきたお金を返済に充てても借金を完済することができない」場合です。

そもそもこの状態での請求は、法律上過払い金の請求とは認められず、「任意整理」という行為と認識されます。 「任意整理」は「債務整理」という事故情報の一つとされているので、その情報がそのまま信用機関に載ってブラックリスト入りとなってしまうのです。

完済している・過払い金で完済できると思っていても落とし穴に注意

クレジットカードの過払い金請求はショッピング枠の支払い残高に注意

基本的に完済していれば何一つ問題のない過払い金の請求ですが、それ以外にも気を付けなければならないこともあります。

クレジットカードに関する過払い金の請求の場合、キャッシング枠に関してのみ請求することができるようになっています。 しかし、ショッピング枠の利用残高がまだ残っている場合は借金を完済していると判断されず、過払い金の請求を行っても相殺され、「任意整理」扱いされてしまうのです。

当然「任意整理」とされるとブラックリストに載りますから、キャッシング枠の過払い金を請求する場合はショッピング枠の残高確認や、請求を考えているクレジットカードで行っている公共料金等の支払いを別のクレジットカードで行う、といったことを行う必要があります。

請求先の関連会社に借金はないかどうか?貸金業者の合併にも注意

自分では借金はないと思っていても、実は借金が残っていたと判断されるケースもあります。 過払い金の請求対象としている会社に関連している企業からの借金があった場合、返済中の請求であると判断されて「任意整理」にされてしまうということもあるのです。

保証会社が同じといったことでも関連会社として扱われますので、様々なところからお金を借りていた場合は自分で決めつけてしまうのは危険と言えます。

もちろん、請求対象の会社が合併してややこしいということもありますので、専門家の方に意見を仰ぐということも視野に入れるといいです。

ブラックリストは怖くない

「ブラックリストに載る」と聞くと、いろいろな意味で真っ黒と判断されると考えて必要以上に怖がってしまうという人も多いと思われます。

しかし、前述のように過払い金の請求によってブラックリストに載る事故情報は「任意整理」であり、これは「債務整理」の中では軽いものとなっているのです。

確かに載ってしまえばお金に関連する手続きを結ぶことが困難になりますが、「任意整理」の情報が載る期間は5年程度とされており、それだけの期間を過ごせば情報は消えて今まで通りクレジットカードの作成やローン契約を行えます。

借金に追われている状況の場合は、「任意整理」の情報が載る以上に今現在の借金を戻ってきた過払い金で減らすことができるというメリットの方が大きいということも多く、借金の返済に苦労している場合は返済中であっても過払い金の請求の選択肢は一考です。

そもそも借金は3カ月滞納すれば信用機関に事故情報が載りブラックリスト入りになりますので、細かいことを考えずに過払い金を請求してしまった方がいいということもあります。

とはいっても5年という期間にローンを組むことができない等、ブラックリストに載ることで弊害があるのは事実なので、不安を覚える場合は、請求前に専門家の方に相談してみるといいでしょう。

専門家の方は過払い金の請求に関する様々な情報に明るいので、不安なく手続きを行うことができます。

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